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完璧の求めすぎはほどほどに! ~ビジネスに活かす孫子の兵法~

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孫子

 

あともうちょっとだけ・・・そう言いつつ気が付いたら遅くまで打ち込んでいたなんてエピソードはありませんか?仕事やプライベートでも少なからず心当たりのある方いらっしゃるのでないかと思います。

自分の納得の行くまで物事を突き詰める姿勢は時として必要な時もありますし素晴らしいことだと思います。しかし場合によっては気づかないうちに自分を追い込んでしまう危険もあるので注意が必要です。ある程度目処がついたならいったんそこで一区切りつけてみるという選択肢もありです。

 

孫子の兵法にも完璧すぎに警鐘を鳴らし、長期戦の不合理さを説いてる箇所があったのでそれを載せていきます。

兵は勝つことを貴ぶ。久しきを貴ばず。

 意味としては「戦争は勝つことを最優先とするが、長引かせるのはよくない」という意味です。

 

最終目的である勝利を目指すのは当然ではありますが、とは言え完璧な勝利を望みすぎて戦をいたずらに長引かせてしまえば、限りある国力をどんどん消費してしまい本来必要なかった余計な出費や被害が出てしまいます。またその混戦に関係のない第三国が乗じてどちらも弱り切った所を見計らって参戦し、二か国とも飲み込まれてしまう恐れもあります。そうなれば折角勝利を手に入れたとしてもただ国を疲弊させただけで何も残らなかったという結果になってしまいす。なので将来のことを考えるならば、完全とは言えなくとも肝心な所を押さえて迅速な勝利を行えればそれで良しとする見方です。

 

ビジネスでも新事業の立ち上げなどで完璧な実績にこだわりすぎて時間やコストをかけ続けてしまったために、最終的には損失の方が多くなってしまったという結果になる恐れもあります。そのため実際に取り組む前に周到に計画をたて準備しておくこともまずは大事ですし、多少大雑把でもある程度採算も目処がついたらそこで確定させることも大切です。

 

理想を現実に少しでも近づけるために力を注いでいくことは確かに大切です。しかし周りが見えなくなるまで理想にこだわりすぎてしまってはいつまでたってもゴールが見えてきません。その時は満足のいく結果でなくともトータルで見てプラスになっていればいったん事態を精算することでそこまでの結果は残すことができます。そして今後どうすれば納得がいく結果に持っていけるか改めて考え準備することで、再挑戦していくという方法もあります。何事も欲張りすぎず周りをよく見て行動していくことは大事ですね。